Jewel Honey
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なんでなんでなんで・・・
こんなところにドフラミンゴさんがいるの
ドフラミンゴさんと対峙し戦闘準備に入るロー達
「リオ!!ボサッとしてないで早くこっちに来い」
荒々しい口調のローに現実に戻され、ローのところに走ろうとした瞬間
「立ち位置が違うだろ、リオ・・・」
有無を言わさない声に身体がびくりとふるえ、ローに背中を向けた
「リオっ・・・!?」
みんなが名前を呼ぶ声が聞こえるが目をつぶりそのままドフラミンゴさんの隣に立ち、あらかじめ持っていた瓶を割りその水で作った小刀を・・・
ローに向けた
「な、なんだ!!」
「何考えてる、リオ!!船長に切っ先を向けるなんて・・・」
シャチさんとペンギンさんが叫ぶ
「船長、ねえ・・・。フッフッフッ、面白いこと言うじゃねえか。こいつの主は後にも先にもこのおれ一人だ、なあリオ?」
・・・。
「・・・そうだね、ドフラミンゴさん」
にこりとドフラミンゴさんに微笑む
「いい子だ、リオ。なら次お前がとるべき行動は、・・・分かるよな?」
・・・っ、
「うん、もちろん・・・」
すたすたとローたちに向かって歩き出す
「な、嘘だろ!!」
「違う、きっと操られているんだ。」
「全員、おれの後ろに居ろ!!"ro「遅いよ、ロー・・・」っ、ぐぅ!!」
「キャプテン!!」
ぴしゃりと顔につく彼の血潮
私の足元には肩から腹にかけて赤一文字を負ったロー
「シャチさんにペンギンさん。一つ言っておくけど私は操られてなんかない。いくらドフラミンゴさんでも言葉までは操れない」
「お前、自分が何をやってるのかわかっているのか!!」
「・・・。私は、私のするべきことをしただけだよ。
私はフロート海賊団船長。・・・フロートは、公にはされてないけどドフラミンゴ海賊団の傘下の海賊団。そして私はそのドフラミンゴ海賊団のNo.2、つまり副船長」
へらりと笑う
「・・・リオ、今までおれたちといたのは」
「借宿を得る為。いくら私だってずっと泳ぎっぱなしはきついもん。利用させて貰っちゃった、ごめんね?」
シャチさんにまたへらりと笑うと踵を返し、ドフラミンゴさんの元へ足を進めた
「っ、最悪な女だな!!」
「・・・、最悪結構。今のあなたの言葉は負け犬の遠吠えにしか聞こえないし。どーせ私の覇気にあてられて動けないんでしょシャチさん。
次会うときは敵同士。・・・遠慮なく殺すから」
くすりと笑い、じゃーねーと手を振った
「あ、そうだ。さっさと船長さん連れていった方がいいんじゃない?」
立ち止まりニヤリと笑うと今度こそドフラミンゴさんの元へ行き、その腕を引いてハートの海賊団とは反対岸のドフラミンゴさんの船へと歩を進めた
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