星降る夜の物語

□夜久月子
2ページ/11ページ



その時…



『失礼します』



弓道場の扉がガラッと開き、見たことのない子が入ってきた。


制服のネクタイからすると、どうやら一年生のようだ。




宮地「月詠か、どうした?」


『龍先輩。誉先輩っています?』


宮地「今はいないが、少ししたら戻ってくるだろう。何なら中で待ってるか?」



『じゃぁ、待たせてもらいます』



そう言って入ってきたのは、私よりも背が少し大きいくらいで、凄く細身、男の子にも女の子にも見える中世的な顔立ちの子。




.
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ