Story (Applause)

□嫌いな訳…ないじゃない…
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今楽屋には山下君と俺の二人きり
ソファーに座っていた俺の膝の上に頭をのせて何だか幸せそうに目を瞑る山下君

手:山下君が嫌いです

山:うん

唐突な俺の暴言に山下君はいつも通りの穏やかな表情で
ニコニコと俺を見上げながら何でかとっても嬉しそうに答えた。

昨日は珍しく二人きりで夜を過ごした
久しぶりに会えたから沢山お話したかったのに・・やめてっていったのに
一向に離してくれなくて・・
幸せだったけど・・お陰様で腰が痛くて・・
今日の雑誌の撮影は動き回るのに・・痛くて動けない

山下君なんてもう知らない!

手:嫌いなんです

山:わかったわかった

山下君は俺の言葉なんて無視してジーッと俺を見詰めている

酷く苛つく

手:なぜ悲しまないんですか?
  嫌いって言われたのに

すると・・山下君はやれやれと微笑む
いつも通りの大人の山下君
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