頂き物

□その笑顔はオレだけの
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いつもの気紛れで授業をサボった。

んで…いつもみたいに屋上にでも行ってサボってようかと思って移動しとった。

たまたま図書室の前を通った時に誰かの笑い声がそんなかから聞こえてなんとなく興味もって覗いた。

それがいけんかった…。

素直に屋上に向かっとれば良かったって後悔してもうた。

そん中では光がオレにも見せたことないような笑顔で笑っとって…

ホンマ楽しそうに笑っとった。


「ひ、かる…?」


なんでや…

なんでそないな奴とそんな楽しそうに笑っとるの?

オレとなんかと居るより楽しいんか?

オレも見たことないような笑顔でそないな奴と話さんといて…。

そない眩しい笑顔オレ知らん………



それから光のことばっか気になって授業なんかに集中できそうになかったからその後の授業はサボった。



部活の時間に白石にめっちゃ怒られたけどオレはそないなことどうでもよくて無視してもうた。


とりあえず図書室でのことが気になって。

でも皆が居るとこで光に詰め寄るのも気が引けるからっちゅーことで部活終わるまで待たなあかん。


その時間さえももどかしくて、ひたすら練習に打ち込んだ。



もちろんそれも部活終了後に「どないしたん?」って白石に聞かれたけど「なんでもないわ、気にせんといて。」っちゅって軽くあしらってパイプイスに座って皆が帰り終わるまで待った。


「謙也さん…帰らないんですか?」


そういう光を無視して、部室に鍵をかけて光に詰め寄った。


「ちょっ、謙也さん…!?」

「なぁ、光。」

「な、なんですか…?」

「図書室で一緒に居ったの誰やねん…。
 なんであんな風に笑ってたん?
 オレなんかと居るよりあないな奴と居る方が楽しいん?」


聴きたいこと全部一気に出してちょっと低い位置にいる光を見れば微かに震えとった…。

でもなんも言ってくれんのが嫌でオレは止まらんかった。


「なぁ…。好きやって気持ちはオレの一方通行なん?」

「…ちゃう…。けん、んむっ…ふっ…」

「はっ……光…。自分が誰のもんか…理解しとけや…」

「はぁ…そんなん…とっくに理解しとるわ…。」

「なら…なんでや…」

「好きやから…その…」

「やから…なに?」

「好きやから…今まで、見せたことないもん見せんの…ハズいねん……」


そう言った光の顔は窓から射し込む夕日のせいでもなんでもなく真っ赤やった。


「光。これからは少しずつでえぇから色んな表情見してな!他の奴には見せんでえぇから!」

「えぇからって言うより…見せんなってことっすね…」

「そうとも言うわ!」


やってオレの見たことない表情を他の奴が見とるなんて…腹立つやん!







お粗末様でした!!m(_ _)m
謙光で謙也が嫉妬。ってことでしたが…なってるかな…(・_・;)
しかもキスの場面とか深いのは書いたことないって言う…初めての描写に挑戦…。
こんな文ですが陸さんに贈呈します!!
返却、書き直しはいつでも引き受けますよ!
リクエストありがとうございました!!

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