SOS団 短編集

□だから目が離せないのです。
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「おーい!!早く来いよー!!」

可愛い恋人の声は既に遠くからのものになり慌てて彼の隣に駆け寄る。



「いらっしゃいませ。ご注文は何になさいますか?」

半ば機械的な口調で女性店員が笑顔で言う。
レジの前のメニュー表にキョン君が目をやる。
うーんと少し考えていた彼だがスグに

「チーズハンバーガを2つとポテトのSを一つとマックシェイクのイチゴ味とバニラ味を一つずつください」

と丁寧に僕の分まで注文してくれた。
きっとマックシェイクはイチゴ味を選びますね、キョン君なら。








「んんー!!うめぇなこのマックシェイク!!」

注文品をのせたトレーは僕がもち人気のない隅っこのほうへ持っていった。
テーブルに着くや否やキョン君はまっさきにシェイクに口をつけました。
・・・・・勿論イチゴ味のほうですよ。

チューチューと終始にこやかにストローをすっている彼は少し色っぽい。
このストローがあと数倍太かったら・・・・
なんて考えている僕は末期でしょうかね??
如何せん、僕たちは付き合って早一ヶ月を過ぎようとしているのですがセックスはまだの
ことキスさえもさせてくれないのです・・・

まぁ、もともと純粋で初心な彼ですから無理強いはしたくないのですよ。
・・・・・ですけどね、一応僕だって男ですからキョン君とのチョメチョメを考えながら一人で抜くこともあるぐらい欲求不満なわけです!

なんとしてでも本日は一歩先の関係へ進みたい!!!

そういきこんでマックシェイクを飲んだら、咽た。

「けほっ、けほっ・・・!」

「アハハ!!何力んでのんでんだよ??変な奴」

「い、いやっ・・・けほっ!た、ただ咽ただけですよっ・・・!」

まだ、一歩先は進めないかもしれません・・・
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