季節&誕生日

□骸HappyBirthday!
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「い、いえ!!居ます!!す、スグに開けますっ!!」

いつもポーカーフェイスな僕に関わらずついアタフタと焦ってドアの鍵を開ける手が汗で滑ってしまうほど・・・
この僕をここまでにさせる彼は言わば僕の思い人でとっても愛らしい人なんです・・っ!

ドアのスグ向こうにはいくら愛を囁いても足りないくらいの彼を想像し、ゆっくりドアを押す。

「あ、こんにちは!」

彼、綱吉君は片手に何か紙袋を提げてにっこり笑って立っている。
なんという可憐さ!!!彼の周りだけ何か特殊なオーラが流れています!!

「こ、こんにちは!!綱吉君がここに来るなんて一体どうしたんですか??」

「え??骸知らないの?」

「??何をですか?」

「あ、そっか・・・・骸に言ってないんだ・・・そか・・あ!!何でもないよ!!気にしないで!!」

顔の前でぶんぶんと手を勢いよく振る綱吉君。
気にするなといわれても気になるんですが・・・でもしつこいと嫌われるでしょうからここはぐっと引いて。

「では、部屋へ案内しますよ」

「うん!お願いっ!」

屈託のない可愛くもあり綺麗でもある笑顔に僕の理性ははち切れそうなんですけど!!!
は、早く犬のところに行かなくては、僕の身(理性)が持ちそうにありません!!







「およ?骸さん遅かったれすねー!俺もうおやつ全部食べきっちゃいましたよー!」

見た目どおり重たいドアを軽く押し背中を向けて爪楊枝で歯をしーしーはーはーとしている犬。
いつもの嗅覚はどうしたんでしょうか??綱吉君が来たなら真っ先に反応して飛び掛りそうなものの・・・

「お!!うさぎちゃんやっと来たんれすか!!遅いびょん!!」

え?今の発言を聞き間違いではないとすれば綱吉君は犬と事前に待ち合わせをしていたということに!!

「ごめんなさい犬さん。何もってこようか迷ってて・・・」

僕の後ろでえへへと笑う綱吉君。
キュートなエンジェルスマイルは大変お可愛らしいのですがそれよりも・・・
何なんですかその恋人めいた会話は!!!!

キーッ!!犬如きが僕の綱吉君と仲良くお家デートだなんて!(骸様の中では2人は付き合ってるのだと思い込んでます)
僕が一人悔しく拳を握っているのをしってか知らずか2人はなにやらコソコソと会話をしています・・・

(むきーーーーっ!!!!くやしいいい!!!)

「あ、骸!千種さんは??」

やっと僕をみたかと思えば次は千種ですか!!?
可愛さあまって憎さ百倍とはまさにこのこと!!

「あー骸さん、フリーズしてるみたいれす・・・あ、柿pならあと5分くらいで着くってさっきメールが入ったびょん!!」

「それじゃあもうスグではじめられますね!!(骸どうしたんだろ?)」
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