季節&誕生日
□ランボHappyBirthday
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それからもうひと眠りして次に目が覚めたのが6時過ぎ。
まぁ適度な時間だろと思い布団からでて仕事に向かう。
俺は守護者の中でも一番下っ端で出来る仕事といえばボンゴレの変わりに書類に目を通したり、ごくたまにボンゴレが他のマフィアのファミリーに会いに行くとき、護衛をするくらいのもので・・
今日はボンゴレの頼みで書籍からなんか花言葉の本を探だしてほしいと言われただ今ホコリまみれになりながら本探し中。
「ゴホッゴホッ・・・にしても何故このボンゴレファミリーの屋敷の本部屋はこんなに汚いんだ!?」
やっとこっとで見つけ出した花言葉の本を手に出来たのは1時間後だった。
ボンゴレのために急いで探し出した本を脇に抱え当の本人を探そうと朝食は2の次にし長い廊下を歩いていたら・・・
「あーお腹すいた・・・おや?あれは・・・」
やはり神様は頑張る人は見捨てないのだ。
「ボンゴレ〜」
ふわふわの蜂蜜色の髪を揺らしながら部下の誰かとあるいている彼の所まで小走りで駆け寄る。
「あっ、ランボ!おはよ〜!!!どうかした?」
彼は部下に軽く手を振って分かれ俺が彼の前まで行くと、昔の面影が残っている変わらないあの笑顔で笑った。
その笑顔に直撃してドキドキが収まらない胸を本で隠した。
そうしたら当然花言葉の本はばれるので・・・
「花言葉の本だー!見つけ出してくれたんだ??ありがとうっ!」
胸の鼓動を隠すために出した本はあっけもなくボンゴレの手に渡った。
(いや、ボンゴレに渡すつもりだったから結果は同じだけど)
「???何か言った?」
「あ、いえ!!それより急に花言葉なんてどうしたんですか?」
「う〜ん?イヤネ、俺だって一応はイタリアンなマフィアのボスしてるじゃん?だからカッコつけで花言葉でも覚えてさ女の子とかかに花贈ろうかなって〜」
へらりと笑う彼の笑顔にきゅんと胸がなった。それと同時に痛む胸。
(その知識で誰に何の花を贈るのですか・・?なんて言えない)
「あ!俺そういえばこれからディーノさんとランチ食べに行くんだった!!準備しなくちゃ!!じゃあゴメンねランボ!!それとありがとう!!また後でね!!」
「あ、ハイ。また」
「それと明日の15時開けといてね!!久しぶりに一緒におやつにしよう!!東のテラスで待ち合わせだよ!!」
それだけ言い残し俺が返事をする余裕を与えないまま自室へ走り去ってしまった。
というか・・・・最後の言葉って・・・・もしかしてもしかすると・・・・期待しても良いんですかね??
さっきの胸の痛みなど忘れた俺はスキップ付きのハイテンションでそのほかの仕事をこなしていた。