復活 短編集

□つっくんの受難
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並盛でトップの男たちと言われている皆にツナはどうすることも出来ずに、ただ慌てているだけ。

と、その時今までどこにいたのやら、神出鬼没のリボーン様が現れた。

その登場にツナ一人だけが気づき、慌てて家庭教師様のところへ駆け寄る。

「リボーン、助けて!このままじゃまた部屋が壊されちゃう!!」

膝立ちになり、すごく小さいリボーンの肩へてを置きゆるく揺さぶる。
そんなツナにリボーンは手に乗っかっている手を払いのけてニッと口元を上へあげる。
コレはリボーンが悪巧みを考えているときの癖なのをツナは知っているため、びくっと大きく震えた。

「じゃあな、この言葉を言ったら助かるってのを教えてやるよ」

さっきのあの黒笑みをツナは見ているため一瞬遠慮しようかと考えたが、後ろを見れば雲雀はトンファーを、獄寺はダイナマイトを、山本は時雨金時を、骸は先の尖った危なっかしいものをとりだし、それぞれ戦闘体勢に入っていたため已む無く、リボーンの取引に応じた。

「・・・で?その言葉は・・・?」

「ニッ、『皆、やめて!じゃないと、ツナ皆のこと嫌いになっちゃうんだからねっ!』と・・・ちなみに、目はうるうるさせて、上目遣いで、唇なんかはリップでも塗っとけ」

「え!?何その、提案!?効くわけないだろっ!?」

「じゃあ、いいのか後ろの守護者達は」

金属と金属のぶつかる音にギョッとし、慌ててバックからリップクリームを取り出し、めには目薬を点し、意を決して守護者たちに近寄り大きく息をすって・・・

「み、皆、や、やめてっ!えと、じゃないと、ツ、ツナ、皆のことき、嫌いになっちゃうんだからねっ!!!」

喧嘩に夢中な4人に聞こえるように出来るだけ大きな声でせりふを言った。
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