復活 長編(パロ

□魔法使いツナ♪
1ページ/6ページ


並盛王国

此処に住むもの皆魔法使いになるというちょっと変わった国。

しかも、住人は基本的に魔力が強く一般人なら数秒あれば倒せてしまうほどのものなのだ。
しかし、一人を除いては…





「うわあああああー!!!」

ドテンと何とも言えない音を立てながら地面に尻餅をつく少年。
あらゆる方向にはねているハニーブラウン色の髪の毛、いろの白い肌、何もつけていないのにプルプルな唇、小鼻な鼻、そして大きな瞳。
初めて見れば少女と見間違うようなこの子が、街一番のへっぽこ魔法使い、ツナ、だ。

本名は沢田綱吉と言うが皆からはツナ、或はダメツナと呼ばれている。

「沢田さんっっっ!大丈夫ッスカ!?」

ツナが叫んでからものの数秒で駆けつけたのは、見た目は銀髪緑目でかっこいいのに中身はツナに命をかけてる自称ツナの右腕、獄寺隼人だ。
ついでに言えば、ツナ以外は敵とみなしているためクラスで一匹狼状態なのだ。

「ツナ、何か悲鳴が聞こえたけどどうしたんだ?」

そんでもって、獄寺の数秒後に現れたのは黒髪短髪にあるていど日に焼けた肌、ピカッと光る白い歯で、獄寺とは逆のハンサムボーイ山本武だ。
さらに分け隔てなく誰にも優しいから学校内でも人気者である…が時々黒いオーラを見せることがあるとの噂も。


「えへへ…魔法のほうきで飛ぼうとしたんだけど失敗しちゃって…」

頭を掻きながらへらへら笑うツナに二人の心臓はハートの矢で射抜かれた。

…と、その時ツナの背後から誰かの足音が…

その事にいち早く気づいたツナが後ろを振り向いた。
そこには真っ黒い髪をたなびかせ、肩にはどうやっても落ちない学ランを羽織、左腕にはシンボルの『風紀』とかかれた腕章をつけた、これまた他とは違うクールビューティーがいたのだ。
名を雲雀恭弥という。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ