長編コラボ作品
□第5章:平穏と喧騒に挟まれて
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「あ・・・もう昼?」
そっか、バイトの後二度寝しちゃったんだと呟き、明日菜はベッドから抜け出した
「随分と遅い起床だこと」
「・・・何であんたがいんのよ」
そこには夢に出てきた少年"櫻井優斗"がいた
「なんでとは言い草だな・・・お呼ばれしたからいるんだが」
"誰が呼んだのか"はすぐに分かった
「ユウ兄ならウチが呼んだんよ」
「は・・・?」
「なんでも木乃香さんにかけた記憶封印術式の解呪に手間取ってるみたいですよ」
そうネギが状況説明をした
「ネギでも解呪出来ないの?」
「いえ、そういった術式は分からないので」
「しかもそれかけたのお父様らしいんや」
「そこで俺が解呪するって話になったのはいいんだがどうにも難航してな」
「へぇ・・・」
「いや、分かってないだろ」