長編コラボ作品
□第10章:麻帆良学園祭の災厄
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会場がざわめいた。一回戦第4試合の決着がついたからだ
「ぐっ・・・」
ヒナギクは真名から重い一撃を喰らって立っているのがやっとという状況に陥ったが・・・
「見事だ・・・流石はあのアーサー・・・」
「アーサー・・・?」
最後まで言い切らずに真名はダウンした
「ちょっと、アーサーって・・・っ・・・」
体中を激痛が走って言葉をつまらせてしまい、真相にせまれなかった
「第4回戦、勝者は白皇の生徒会長、桂ヒナギク選手です」
「勝っ・・・た?」
「規則聞いてなかったんかい」
「実感ないだけよ・・・痛っ!?」
「アホ、怪我してんのに大声出すからだ。医務室へ直行」
「え!?ちょっ・・・」
有無を言わさずにヒナギクは優斗に医務室へと運ばれた