長編コラボ作品
□第6章:とある秘術の術式行使
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優斗の頬から赤い雫が垂れる・・・
「ちょっと、血が・・・」
「心配ない、掠った程度だ」
血を拭い応対をする余裕を見せる優斗だが、実際は・・・
「ったく・・・躊躇ねぇな」
「どれだけヒナに怨まれてんだよ」
「そうだそうだ、怨まれるようなことなんかしたんだ」
「「「・・・」」」
「あ・・・あれ?」
「オカシイ事言ったっけ」
怨まれるようなことしてるのはむしろお前らだと言わんばかりの目がバカ三人集に向かっていた
その間にも優斗は思考していた
「(いくら俺しか狙われてないとはいえ、ここは狭すぎ・・・ん?)」
"自分だけ"狙われてることに気づいた優斗は一つの結論に至った