鞠系

□バッジ -その3-
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ピーチは冷蔵庫の扉を開けた






ガコッ





「!?」

「こ、これは…!?」








扉を開けると






冷蔵庫の中いっぱいに黄緑色の、まるで大きいシャボン玉のようなものがはめ込まれているかのようだった。





「な、なんだ!?この緑色は!?…それに、この中にあるのって…」

「…血…かしら…?」



シャボンの中にあったのは小さな試験管に入った血液だった。しかも血液の入った試験管が黄緑のシャボンの中に大量に保管されていたのだった。



「…この黄緑色のシャボン玉から魔力を感じるわ。きっと…魔法でこの血を保管しているのよ」


試験管を見るとラベルが貼ってあった


No.53、No.68…


ラベルには番号が書いてあるようだ


でも、何の数字なのだろう?




「そういえば…」

「?」

「思い出したよ、僕、実験される前に血を抜かれたんだ!」

「え!?じゃあ、まさか」

「うん、おそらく…





これ全部、僕達被験者の血だよ」




どうやらここに保管されている血液は全て被験者から採取されたもののようだ!





ラベルのナンバーは実験をした順なのかもしれない…



だが何故彼等は血を保管しているのだろうか?


この魔法を見るとおそらく魔法で血液の鮮度を保っているようだから、この血を使う機会があるということなのだろうか…?














「そこまでだ」





2人「!?」




2人は声のした方を見ると




シュン!!




「わっ!?」
「!?」




いきなり誰かが何もないところから突然現れた!どうやらワープしてきたようだ!
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