鞠系

□バッジ -その2-
1ページ/9ページ

〜キノコタウン〜



マリオはいなくなったピーノ(ピーチ)を捜し回っていた



「何処を捜してもいない…やっぱりあいつらのアジトを探すしかないのか…。




くそ、アジトは何処に…」



ピーノがいなくなってからかなり経つ




不安が焦りに変わり、更に焦りが苛立ちに変わる




昨日捕えられた地下の者達を思い出し、望みをかけ警察に連絡を取ったが、彼らはずっと黙秘を続けているらしい…。結局何も分からなかった。





何も手がかりも無しに、今まで見つけられなかったアジトを今どうやって探せというのか…。




今の自分では手だてがない





そう感じているマリオは、自分自身の無力さに憤りを感じていた





その時





「マリオさーん!!」


「?」



マリオのもとに1人のキノピオがやってきた




だが、かなり焦っている様子である




「どうしました?」



「それが…!




今、路地裏で、2人のキノピオが地下の奴らに取り囲まれてて!」



「!?」



「自分一人じゃ太刀打ちできないから、貴方に知らせに!」



「分かった、ありがと!」

「気をつけて!!」





これ以上犠牲者を増やしてなるものか!!




それに、地下の者一人でも捕まえればアジトが分かるかもしれない!!




正義と怒り、そして期待を胸にマリオは路地裏へ駆けていくのだった














ケロケロ…



ピョンピョン!
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ