ちょっと長い話
□第2話
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《第2話》
ガタンゴトン…ガタン…ゴトン…
キキーーー…
プシューーー…
『サハロ王国ーサハロ王国ー』
ガヤガヤガヤ…
「う〜ん…、やっと着いた〜!」
汽車から降りたジュノさんの、伸びをしながらの一言。
駅のプラットホームは、汽車を乗り降りする人で活気に満ちていた。
ふとマリオは他のホームにある大きな列車が目に入った。
貨物列車ではない、高級感溢れる列車だ。
そしてその列車からは富裕層と見られる人々が乗り降りしているのが見える。
(なるほど…、砂漠の中の娯楽街って所か…)
「マリオさーん、置いてくぞー」
とりあえず2人は駅から出ることに。