瑠璃色のダイヤモンド

□第三話 近くて遠い関係
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「どうしました?」
「ぁ‥いや、その…何でも。」
下を俯く奈央を心配して話しかけたのだ。
「あの!」
同時になってしまう。
「何でもないです…どうぞ!」
「いや、あの‥ケータイ、私の前まで使ってたのでいいっ?その、私が使い慣れてたら色々教えられると思うし!」
「そうですね!有難うございます!」

瑠花は以前と違って、何を話せばいいかわからなくなっていた。
奈央もそうだ。
瑠花にはバレてはいけない秘密があり、奈央も好きな人に話しかけるということであるからだ。
お互いが少し、距離を感じた。
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