瑠璃色のダイヤモンド

□第三話 近くて遠い関係
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「ありがとうございます!ミュウツーさんにアドレス聞かないと…電話で聞くと登録が面倒ですし‥明日直接聞いてきます!」
「あの…瑠花?」

少し怯えたような、緊張したような、小さな震えた声で呼ばれてそちらを見る。
「‥なんですか…?」
「私‥瑠花の気持ち‥知りたくて…前のときに、話したけれど‥その気持ち変わってないの。…その‥‥返事、聞かせてくれるかしら‥すぐにじゃなくていいからっ!」
顔を真っ赤にして、思い切って言ってみた。

こちらに瑠花が来て、すぐにでも答えがくると思っていたのに‥アドレスに名前を入れるとかそういうことでもしてくれるのではないかとか、そういうさり気ない返事のアピールをしてくれる事を期待していたけれど、そんな様子は全くなくて、ただただ、もどかしいだけだったから‥
何かしないとずっとこのままで何も変わらない事に気づいた。
奈央にとっては本当に勇気を出したものである。

「‥わかりました…考えておきますね。」

ご主人様ではなく、一人の恋する女の子としての顔を見ながら、そう答えた。

何か、運命が大きく動き始める予感がした。


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