゚+短編集+゚

□代替品
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「あれは…ミュウ!?」
と、認識したのなら、その相手に向かって猛ダッシュをし、スライディングをし、相手を抱きしめた。年を思わせない、少年のような動きだった。

「ほーら来た…」
「え?」
声のする方を向けば、自分の息子であるシュウがあきれた表情で腕を組んで立っていた。
「なんだ、またメタモンかー」
白衣についた土汚れを払いながら、立ち上がった。
「帰るなよー」
「ミュウがいないなら用はないし。」
「こっちが用があんだよ!!」
ったく、物分りがわりぃなとぼそりと付け足した。

「ポケモン全部ゲットしたいから、オヤジのミュウツーくれない?」
「損するだけじゃないか、いやだー!」
「じゃあ…メタモンと交換!ちょっとでいいんだよー!」
「メタモンと交換…!?」

ということは、いつでもミュウが見れるわけで…
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