小説

□5・合宿
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裁縫は嫌いじゃない。

自分の洋服を、アレンジしてたから。
料理よか、ずっと好きだ。



はぁ、
どーしよ。

こんな下らない事を相談出来るのは、佐藤位だった。



……

「…ちょー可愛い。はるか。」

イラっ。

「…ちっ、話して損した。」

舌打ちをする。

「えー、もっと聞かせてくれよ!」

意外と食らいついてくる。
そして、

「つーか、持って行くか代用するかじゃね?」

代用…。

「代用かぁ〜。」

何を抱き締めよう?

「…ぬいぐるみ抱いてる姿、見たいなぁ。俺が持って行こうか?」

と、申し出る。

本気か?

佐藤は同じ部活です。

「却下。代用を採用します。」

「ちぇっ。」
本当に残念そうだった。


****

今日から強化合宿だ。
きついったらない!

それよか、この宿舎は幽霊が出ると有名な学校の宿舎だった。

ラッキーな事に、幽霊は産まれてこの方視たことがない。


部屋は二段ベッドが置いてあるだけ。

そして、棚と窓。

シンプル過ぎる部屋。

初めて来た時は、独房かと思った。


こんな部屋が三階建ての宿舎を占める。
先生達の話しでは、特に一階がヤバいらしい。

霊に敏感な生徒は塩を持ってきていた。
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