青那の小説

□バレンタイン小説
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今日は2月14日、バレンタインデー。 昔の俺には憂鬱な日だったんだけど…


今の俺にとっても憂鬱な日だ…



「ツー君♪はい♪」

「ありがとう、母さん」



去年や一昨年と同じように俺は母さんからチョコを貰った


でも、少し寂しいわけで…



「ふぅ…」



溜息をついていると、隣に居たリボーンが怪しくニヤッと笑った



「おいツナ」

「な、なんだよリボーン…」

「今日は学校休みなんだろ?」

「ぅ、うん そうだけど…」



今年のバレンタインは丁度休日で、俺はゆっくりしていた


すると、リボーンは楽しそうに笑いながら言った



「じゃぁ外に出てみろ」

「へ?」

「良いから出ろ」

「イタタッ! ゎ、分かったから蹴るなよ! うぎゃっ」



と、リボーンに蹴られながら渋々外に出た。 すると―…



「よっ ツナ」

「ディ、ディーノさん?! どうして…」



そこには塀によりかかったディーノさんが居た


ディーノさんの手の中には小さな箱があった


俺はディーノさんにトコトコと近寄る



「へへっ 今日はジャッポーネで好きな人にチョコを贈る日だってロマーリオに聞いてな」

「そうなんですか! じゃあそれは…」

「あぁ! ん?これはツナ、お前にやる」

「へっ?」



キョトンとする俺にディーノさんは近寄って、俺のアゴをクイッと上にあげた





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