詩の木

□夜泉さまより
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『羨望』



いつも君を包み込める
優しい光がうらやましい

いつも君に触れられる
澄んだ空気がうらやましい

いつも君を見守れる
聳える山がうらやましい

君は大自然のテーゼ
まっすぐで純粋な妖精

浅はかな旅人など
入り込む余地すらない

可憐に咲く高嶺の花
掴めそうで掴めない花

君のすべての痛みを
傍らで受けとめられる

緑の大地がうらやましい
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