詩の木

□夜泉さまより
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『美神』


心の叫びが
大地に木霊すると

aphroditeは
静かに舞い降りる

純白の羽衣を
神聖なる身に纏い

傷ついた人々の
心にそっと灯を点す

晴れた日は
生きる喜びを謳い

荒天の日には
哀愁の韻を奏でた

いつしか人々は
癒しを求めるたび

aphroditeの
虜となっていく

aphroditeは咲く
aphroditeは戦う

大いなる痛みを
笑顔の奥底に隠し

最高の美と温かい愛で
来るべき春を飾るために

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