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□10章 過保護〜想うからこそ〜
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「お、ミフィリナじゃん。元気してた?」
『あれ?セルアじゃん。そっちこそ元気だった?』
「何々?ミナたんのお友達?」
『そうです。同期で授業たまにサボったりとかした悪友ですよ。ベグライター研修時のベグライター同士の手合わせでも彼と当たりましたし。』
淡々と話すミナに渋々納得するヒュウガに頭を下げるセルア。
「初めまして。ミフィリナの学友のセルアと申します。貴方は…」
「俺はヒュウガ。階級は少佐、ブラックホークのメンバーだよ。」
「ミフィリナお前やっぱすげー!ってミフィリナお前参謀長官付きのベグライターじゃなかったっけ?」
『うん、アヤナミ様の書類を持ってきて、少佐は無理矢理私について来させられたってだけ』
普通に話している2人をヒュウガ越しにアヤナミが見ているとは知らずに楽しそうに話しているミナ達。
ヒュウガは一人怯えていた。