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□1章 七夕様
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自宅。


『明日は七夕か…二人は年に一度しか会えないんだよね…』

アヤ「…重ねているのか…?」


窓を開け空を見上げるミナに読んでいた本を置き聞くアヤナミ。


『少しはね…だって、辛いもの…一年だろうが何年だろうが音沙汰なく会えないのは…』

アヤ「…フッ、そうだな…」

『明日…雨降らなきゃ良いのに…』

アヤ「ただひたすら願え」

『…無理言わないでよ…』


ミナが苦笑しながらそう言えば、アヤナミは立ち上がり彼女の肩に手を置いた。


アヤ「…私は明日は早めに出るからもぅ寝るが、ミナはどうする?」

『そうね…寝る。アヤのご飯作らないとだし』


にこりと笑うミナを見れば頷き二人は朝まで寝入ることにしたのだった。
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