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□1章 七夕様
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7月7日前日ー。
『笹の葉サラサラ〜♪』
クロ「あ!明日七夕なんだ!ミナ〜明日お菓子頂戴?」
『え?ハロウィンで貰うなら七夕お菓子いらなくない?』
勝手に笹を思ってきて飾るミナに向かいクロユリは甘えた感じで聞いてくる。
クロ「ハロウィンはハロウィン。七夕は七夕。織り姫と彦星のために僕たくさん貰って食べる♪ね、ハルセ?」
ハル「そうですね、クロユリ様…。」
《嫌々嫌、七夕ってそんな為にとかって日付違うし…んー…仕方ない。楽しそうだから訂正はしないか…》
苦笑しそう言うことにしたミナは笹の葉から離れみんなに短冊を配る。
『はい、アヤ』
アヤ「…わかりきってることを書けと言うのか?お前は…」
『ん?うん…お願い後と書かなきゃ叶わないって』
アヤ「…今回だけだ」
『やった♪アヤありがとう♪』
ご機嫌なミナは全員に短冊を渡し自らも願いを書きはじめる。
彼女の願いは
『織り姫と彦星みたいになりたい。』
だった。