部屋の本

□初めての
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ある日、クルルはギロロに聞いた
「なぁ先輩」
「ん?何だ?」
「オレと先輩が会った日覚えてる?」
「あぁ"あの時"か、覚えてるぞ?」



そう"あの時"・・・・・



オレは小さい頃からもの凄い地位と権力を持っていた
でも、これは全然嬉しくない事だった
いつも周りから褒められていた
色んな星を侵略していた
でも、誰も尊敬なんてしていないんだ
オレのヘッドフォンは優れていて、何でも聞ける事が出来る
そのせいで、聞こえなくてもいい事が聞こえてしまう
『あの「クルル少佐」って、凄い憎たらしいですよね』
『地位と権力を奪われた』

『殺してしまいたい』

聞こえてくるのはオレに対しての悪口ばかり
襲われた時もあった
怖くて怖くてたまらなくなって、軍を出ようとした時もあった
オレはいつもの様に仕事を終えて廊下を歩いてた時

ドンッッッ!

誰かとぶつかった
「いってぇ・・・スンマセーン」
「すまない、お前は・・・クルル少佐か?」
「え、あ、うん・・・」
そいつは赤い髪をしていて、俺より年上だ、尻尾もない
そう、この時会ったのが
ギロロ先輩だ
「お前・・・何か悩み事でもあるのか・・・?」
「!?・・・な、んで?」
「やはりそうか、今夜食堂に来い」
「へ?」
「相談ならのってやる」
そういって先輩は歩いていった
その日の夜
オレは食堂のドアを開けようとした
「クルル少佐か?」
「何で気がついたんだ・・・?」
「気配だ」
「へ、へぇ・・・」
「ほら座れ」
「う、うん・・・」

「で?どうした?」
「怖い・・・」
「?」
「怖い・・・軍が・・・怖い・・・」
「何故だ?」
「皆、皆オレを嫌がってるんだ
声も聞こえてくる、もう嫌だ・・・
軍に居たくない・・・怖いんだ・・怖くて、怖くてたまらない・・・ぅ・・うっ・・・」
思わず泣いてしまった
その時、先輩はオレの頭を撫でた
「そうか怖いのか、だが、お前を尊敬している奴も居る、そいつら為にも、頑張れ」
「アンタは・・オレを、尊・・敬してるのか?」
「あぁ、勿論だ」
先輩は微笑んでくれた
「分かった、オレ、頑張る」
「そうか、じゃぁな、もう遅いから、帰ろう、あ、オレの名前はギロロ、ギロロ一等兵だ、それじゃあ」
「じゃあ・・・」
それから何年かたってオレらは同じ小隊になったんだ






「あの時、先輩が『頑張れ』って言ってくれたから今、オレ、ここに居れるんだと思う」
「そうか、お前がここに居てくれて嬉しいな」
「え、あ、うん」
クルルの顔は真っ赤になっていた
「先輩」
「ん?」



「ありがとう」




END

いやいやいや!
タイトルと全然あってないから!
あーもー!!!
「声がデカイでありますよ!管理人殿!」
すんません・・・
「それにしても、こーいう出逢いもいいでありますなーww」
せやろ!せやろ?
シリアスもええとおもてな
「シリアスでありますか?コレ」
シリアスじゃないな・・・うん・・
「まったく・・・あのねーチミはアフォーなのよ!文章作り下手だし、なんたらかんたら・・・」
ままま、っまぁ
ここまで読んで下さった人、ありがとうございます!!!

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