恋姫無双短編小説

□背中に秘めてる者
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〜訓練所〜




健吾「凪、沙和、真桜、ここまでにしよう。」



真桜「やっと終わったか〜」


沙和「つかれたのー」


沙和は疲れた様子で言う。


凪「もう終わりですか……」


まだ物足りないそうに凪は言った。


健吾「毎回思うがやっぱり3対1は辛いな。」


真桜「でも、隊長もかなり強かったで」

沙和「隊長すごかったのー」


凪「私たちなんてまだまだですね。」



健吾「まあ、今日はここまで!また明日この時間で」


健吾は汗を流すべく自室の風呂に向かった。



健吾「汗べとべと」


健吾は風呂に入ろうとして、服を脱いだ。


チャアプン



健吾「いや〜疲れが吹っ飛ぶね。だけど木でできた風呂とは随分と贅沢だな。」



健吾はふと自分の体を見る。そこには綺麗に彫られた桜吹雪の刺青がある。


健吾「そういえば………これ……」



健吾は自分の体を触りながら言う。



健吾「忘れてたよ……この刺青……」



健吾はそのあと10分間風呂を満喫した後風呂から出た。



健吾は自分の体を拭きながらベットに向かう。


健吾「この時代では刺青なんて見られても……別にいいか。」


健吾はベットに座った。



健吾は自分の服を着ようとした時



ガチャ


華琳「健吾、いるかしら?」



華琳が健吾の部屋に入って来た。



健吾「あ……」


華琳「………」


華琳はベットに座ってる健吾の姿を見て言葉を失った。



健吾「ちょ!……ちょっと待ってて!今着替えるから!」



健吾は焦った様子で服を着ようとした。


華琳「……///綺麗」


健吾「えっ?」



健吾が華琳を見ると華琳は顔を赤らめてた。


華琳「その背中に描かれてる絵とても綺麗………」



華琳は健吾の背中に指を指しながら言った。



健吾「あ!ああ、これね。どうだ凄いだろ!誕生日の日に彫ってもらったんだ」


華琳「彫る?それは絵ではないの?」



健吾「これは絵じゃないよ。」


華琳「ではどうやって彫ったの?自分で傷を作ったの?」


健吾「違うよ。俺のいた時代には刺青を彫る職人の人達がいるんだ。まあ、俺の刺青はおじいちゃんに彫ってもらったんだけど……」



華琳「刺青……?」

健吾「刺青っていうのは肌に文字や絵画などを彫りつけることだよ。」



華琳「にしても色鮮やかで綺麗ね。」



華琳は手で健吾の刺青を触る。



健吾「て!……ちょっと!くすぐったい」



華琳「決めた。」



健吾「何が?」


華琳「今日はあなたと寝るわ。」


健吾「勘弁してくださいよ〜春蘭と桂花に殺されるよ〜」


華琳「私の命令が聞けないと?」



健吾「いや、そうじゃないんだけど第一華琳は女にしか興味無いんじゃないのかよ。」



華琳「誰がそんな事言ったのかしら?」

健吾「だ…誰も言ってないです……」



華琳「一体誰があなたを拾ってやったの?」


健吾「うっ!そ…それは……」


健吾は困った顔をする。


華琳「ならわかってるわよね。あなたはバカじゃないんだから」


華琳はそう言って健吾の部屋から出ようとする。


華琳「今日の夜……私の部屋で待ってるわ。」


バタン


健吾「どうすりゃいいんだ……まあ、何とかなるでしょう!」


その夜



〜華琳の部屋〜



健吾は華琳の部屋の扉の前にいた。



健吾「はぁ……とうとうこの時間が来てしまったか………華琳入るぞ」


ガチャ


華琳「遅かったじゃない」


健吾「すまないな。で、何すればいいの?」


華琳「まずは……そうね服を脱ぎなさい。」


健吾「全部?」


華琳「上半身だけでいいわよ。」


健吾は上半身だけ脱いでる時、歩きながら言った。


健吾「これは試練だ。過去に打ち勝てという試練と俺は受け取った。人の成長は………未熟な過去に打ち勝つことだとな……え?お前もそうだろう?華琳」


華琳「何いってるの?健吾」


健吾「いや、わからなかったらいいんだ一回やってみたかっただけだから」



華琳「……はぁ……まあ、いいわ」



健吾は上半身を完全に脱ぎ背中には桜吹雪の刺青が露わになった。
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