■天上の海・掌中の星 3

□えとえっと…
1ページ/1ページ


  *すいません、
   ちょっと弾けた内容かもです。
   こんな時期に…と
   思われるかもですね。
   ふざけたお話はちょっと
   という気分の方は、
   自己判断で御遠慮ください。

 

  ◆◆


こんにちは、もーりんですvv
先日、お部屋に来られたお方が
拍手をくださったそこへの付け足し、
このようなメッセージを
お届けくださりまして。

 『天上の海の、
  裏設定でいいですから、
  ゾロとちゃんと恋仲になる
  ルフィのお話が読みたいですvv』



  …………………はい?



 「どどどど、どうしようっ!
  俺とゾロって
  “ちゃんと”してないのか?」

おいおい、おいおい。

 「なあサンジ、
  どっか不謹慎で不真面目で
  不埒なのか?」

あわわと大慌ての態になっている、
依然として童顔の坊やに向かい、

 「まあ落ち着け、ルフィ。」

どうどうどうと
いなして見せる聖封様の傍らでは、

 「中坊男子を取っ捕まえて、
  男同士だってのに
  “ちう”まで至ってりゃあ、
  確かに
  不謹慎で不埒じゃあ
  あっかもな。」
 ( 『 秋の夜長に… 』とか 参照 )

うんうんうんと大きく頷く
破邪様がいたりして。

 「お前は
  ちーとぐらい動揺せんか、
  ゾロっ」

腕組んで
他人事みてぇな顔してる場合かと、
がうっと牙を剥いたその拍子、

 「うううう〜〜〜。/////」

おおっと、
坊やの大きなドングリ眼が、
ふるるっと震えもっての
潤み始めたものだから、

 「あああ、安心しろっ!
  そんなまで
  眸ぇ潤ませてんじゃねぇっ!
  今は そーゆーのも
  昔ほど不健全じゃあない
  ご時勢だからな。」

 「当たり前だ、
  こいつの健康には
  十分気を配っとるわ。」

 「……だ・か・ら、
  お前は ちーと
  黙っとれっつーのっ!」

額の隅に
お怒りからの血管を浮かせつつ。
咥え煙草に
両手はポケットへ仕舞ったまま
という恰好での、
頭上の的を仕留めんという
上段狙いの瞬殺の足蹴り。
目にも止まらぬ
“上段ぶち抜きの型”が
炸裂し。
すんでのところで
精霊刀にて防がれたそのまま、
なんの
引いたりなんぞするものかと、
力押しにて
ぐぐいと踏み押しを続けた
サンジであり。
押し合いが続いての、
じりじりと下方へ
切っ先下げさせてののち、
床へと伏せさせん勢いで、
押さえ込みへ持ち込めば、

 「…っ、くんのやろがっ!」

力押しでこっちが負けるなんて
思ってんのかと、
それでも
そこは意気地をかけてか、
片手持ちのまま、
歯軋りもので
盛り返そうとするゾロだったが、

 「……そーゆーの、
  なのかな。」

背後からぼそりと聞こえた、
力ないお声に、

 「あ、あああ、
  いやあの・その、だなっ!」

こんなお馬鹿を
相手にしている場合じゃないと、
ていっと一蹴りで、
相手を刀ごと
文字通りの一蹴し。
あたふたしつつも
振り返ったところで、
ルフィ坊やが
しょんもりと肩を落としているのへ、
あわわと焦りつつも
宥めようとかかる
聖封様だったけれど。

 『もしかせずとも、
  それって
  ゾロくんも相当に
  動揺してたんじゃありませんか?』

黒須せんせえこと、
コウシロウさんが、
そんな風に後から
フォローくださったほどに。
彼が最も優先せねばならない
“ルフィを落ち着かせねば”という
お役目が、
残念ながら
サンジさん任せになったほど、
そちらさんもまた、

 『後頭部へ鉄槌を喰らったほどに、
  大衝撃だったんじゃあ
  ないのかな?』

とのことで。
そういや、
微妙に不審というか、
いちいち合いの手を入れるなんて
気の利きようは、
あの野暮天には
むしろ不自然だったかもと。
後日になって
そこに気づいた
聖封さんだったりし。

 「なあなあゾロ、
  俺ら“ちゃんと”したいよな。」

ばたばたっと駆け寄って来た
愛し子から、
うるるんという上目遣いで
間近から
見上げて来られた日にゃあ、

 「う………
  ちゃ、ちゃんとか?///////」

そこのあなた、
笑いたいなら
我慢はせずにvv (こらこら)





  〜Fine〜  11.03.30.





エイプリルフールは
明後日ですのに、
妙なものUPしてすいません。
それからそれから、
わざわざのお声かけを
いただいたのに、
こんな形で
ネタにしてすいません。
でもでも、あのあの、
メッセージを拝見したおり、

『……え? ちゃんと…って?』

とばかり、
一瞬 思考が凍ったのも本当でした。

ルフィ親分とか、
バイト学生ゾロルとかならば、
そうだよね、
歯痒いというか、
そろそろ自覚しろ〜と思うよねと、
すんなり納得も出来たのですが。

『この二人は
“ちゃんと”してないのかな。』

当人たちの自覚は
ないかもですが、
キッスまでは
こなしてる二人ですんで、
これって十分“恋仲”なんじゃあと、
そんな風な意識を持って
書いてたお子たち。
でも…こんなレベル、
進展ぶりじゃあ、
世間様的には
ぬるくて甘いのでしょか。
仲良し親子みたいなのが
いかんのかなぁ?
う〜んう〜ん…。

追記
ご本人様からも
リアクションいただきましたvv
懐ろの広い方でよかった〜〜




 

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ