【短編】n
□お題:差し延べる彼のセリフ
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うちは一族健在で、イタチさん里抜けしてない設定。
1.辛いときは俺に言えよな
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サスケが第七班の忍として活動するようになって、顔を合わせる機会が激減した。
たまに顔を合わせた時もサスケは任務の疲れからかすぐに自室へと入ってしまうため、昔のようにたわいもない話をすることはなくなった。
「任務はどうだ?」
「まあまあ。」
「そうか。」
と、こんな感じで俺としてはなんとも味気ない。
昔だったら…
なんて考えて苦笑してしまう。
サスケは意地っ張りでいろんなことを1人で溜め込みやすい。
だから心配で仕方ない。
今日もまた任務に疲れて早々に寝てしまったサスケの髪を梳く。
「無理、するなよ。辛い時は俺に言ってくれ。」
届かない言葉をかけて部屋を出た。
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