ハヤテ小説
□冷たき手と暖かき風
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ナギ『なぁハヤテ。私達が最初に会った時のこと覚えてる?』
ハヤテ『それって…昨年のクリスマスイブの…あの日ですか?』
ナギ『それ以外に何時がある?』
ハヤテ『それもそうですね…』
そう…それは誤解を招いた全ての始まりの日……
ナギ『あれから色々あったよな〜♪』
ハヤテ『そうですね…色々ありましたね…』
ナギ『あのさハヤテ…ちょっと、手を出してくれない?』
ハヤテ『手を…ですか?まぁ…いいですけど…ってお嬢様?』
そっとナギはハヤテの手を握る。
ナギ『やっぱり…暖かいな…(あの時は冷たくも感じたけどな…)』
ハヤテ『ほ…ほぇ?』
ナギ『……っ!ななな!何でもないぞ!気にするな!』
ハヤテ『は…はぁ……あ!あの!』
ナギ『ん?なんだ?』
ハヤテ『お嬢様の手…暖かいですね(笑)ビックリしちゃいましたよ♪』
ナギ『!!!!!!』
ハヤテからの言葉で、ナギの顔は真っ赤になって、言葉なんて発せられる状態ではなくなってしまった。
ハヤテの天然はまたもナギの心を撃ち抜いたのだった。