ハヤテ小説
□たまにはこんな日も…ね?
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ヒナ『おはよー♪』
これが私の1日が始まる合図みたいなもの。白皇の校門前での行動。
ハヤテ『おはようございます、ヒナギクさん。』
必ず返ってくる返事。
ヒナ『ナギもおはよう♪』
ナギ『なんだよ、「も」って!私はついでか!』
もう何度やったかわからないこのやりとり。
ヒナ『いや…そんな気は…』
ナギ『むぅ……ハヤテ、帰ろう。』
ハヤテ『ちょっ!お嬢様!?』
ヒナ『ナギ?』
今日はなんだか展開が違う…?
ナギ『……眠い、帰る。』
ハヤテ『お嬢様!?まだ授業1つも……っていうか、登校すらしきってな…』
ヒナ『ハヤテ君、もうナギいないわよ。』
ハヤテ『えぇ!?』
運動が大嫌いなナギも、こういうときだけはかなり速い。
ヒナ『で?ハヤテ君はどうするの?』
ハヤテ『お嬢様が心配ですが……
まぁ大丈夫でしょう。何かあってもSPのみなさんがいますしね。』
ヒナ『そう……じゃ、行こっか。』
ハヤテ『どこにですか?』
ヒナ『あのね…教室以外にあるの?』
ハヤテ『…そうでした』
ヒナ『まったく…』
今日は珍しくナギが……
と思ったけど、帰っちゃった…
学校って、眠いっていう理由で休めたっけ?
ナギのことは仕方ないか…
いつも通りって言ったらいつも通りだしね。
それよりも、私はこの時間を大切にしないと!
せっかくハヤテ君と二人切りなんだしね!
ハヤテ『ヒナギクさん?』
ヒナ『ひゃあ!な、何!?』
ハヤテ『いえ…何か意気込んでいるように見えたので…
今日何か行事でもありましたっけ?』
ヒナ『べべ、別に意気込んでないわよ!?』
ハヤテ『そうですか?』
ヒナ『そうよ!ほら、速く歩かないと置いてくわよ!』
ハヤテ『わわわ!待ってくださいヒナギクさーん!』
会話の内容は違えど、こんな感じのやりとりも、今まで何度やったことか…
まっ、私はこういう何気ない時間が大好きなんだけどね♪
そして私は一緒に教室へ……