ハヤテ小説2

□世界樹の迷宮V〜Burn My Dread!〜
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ヒット&アウェイ

私に出来る最善の手はそれしかなかった。
一度は死を覚悟させられた相手に対し、素早く立ち回り一太刀浴びせるや否や即座に間合いをとる。
やっていることは至極単純。

ただ

即座に間合いをとるということは

何度も死に向かって行くようなものでもあることを意味する


けれど

もう恐くない


『おおおおおお!!!』


誰とも解らぬ怒号が1つの合図となった

満身創痍なのはどちらも同じ

本能でお互いが理解した

決着の時は来たのだと
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