アオちゃん's Novel

□ワタ・サキどうでしょう
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「なあ、サキ。」

「どーしました、若?」

「この作者、またオレたちをネタにするみたいだな。」

「主役になれるのはうれしいですけど・・ね〜」

「こんな作者にオレたちの日常を書いてほしくないよな〜」

「ですよね〜」

「ま、せっかくの出番だ。文句は言えないか。」

「そうですね。」

「よし、今日もがんばるぞ、サキ。」

「はい、若♪」




ウィーン


「いらっしゃ・・帰れ。」

「な!それはひどいんじゃないかな、ワタルくん!?」

「ひどいのはそっちだバカ!なんでお前がまた来るんだよ!?これじゃあ、前回と同じパターンじゃねーか!!ったく、どこのブリ・・」

「それ以上はさすがにマズいんじゃないかな?」

「・・っ、で、何しに来た?」

「えーと、朝起きたら、枕元に、『ワタルくんのところにいけば出番がもらえるよ♪』って書かれた手紙があったから・・」

「はぁ!?なんじゃそりゃ!!何考えてんだ、この作者は!?てゆーか、そんなんでいちいち来るんじゃねーよ!!」

「だって、別の小説家さんのところでは、ヒナさんばっかりが目立っちゃって、私の出番が無いんだもん。」

「なっ!・・まあ、たしかに。まるで、高い年俸に釣られて移籍したものの試合に出してもらえず飼い殺し状態の某球団の選・・」

「ワタルくん?それもマズいんじゃないかな?」

「・・(今日の若は毒舌ですね。)」

「とにかくだ、用がないならとっとと帰れ。」

「むむむむ〜・・」

トボトボ




「西沢さん、ちょっとかわいそうでしたね。」

「ん?・・まあ、な。」




ウィーン


「いらっしゃっ・・誰だ?」

「よくぞ聞いてくれた!!」

「うわ!!なんだなんだ!?」

「ぼくの名前は東宮!!・・リクエスト小説にはカスリもしないただの白皇学院の生徒だぁ(泣)」

「・・テンションがいきなり落ちましたね〜」

「で、なんの用だ東宮君?」

「用件はただ一つ!!ぼくを小説の主役にしてほしいんだ!!」

「・・えええええ〜」

「・・また来たよ。だーかーらー!!ウチはそーゆーのじゃな・・」

「うるさーい!!いいか!ぼくが主役になるまではここから出ないからなー!!」

「人ん家でいきなり何言ってやがる!!」

「まあまあ、若。ここは一つ穏便に・・」

「出来るか!(・・とは言ったものの、これじゃあラチがあかない)」




ピ・・ポ・・パ

「あー、もしもし、借金執事か?実は・・」




数分後

「おい、東宮君。」

「ん?何だこれは?」

「借金執事いわく、このセリフを読むと、自動的に主役になれるそうだ。」

「借金執事〜?ああ、綾崎か。ふっ、あいつもたまには役に立つじゃあないか。どれどれ〜・・」

「裁きの時来たれり。帰れ虚無の彼方!!いやいや!!帰るどころか、そもそも無・・」

「・・裁くのは私のスタンドよ!!」ドドドドドド!!

「え!?ちょっと待ってください!!それなんてJOJ・・ノォー!!」

「やれやれね。」

「さすがヒナさんだ!!オレたちが出来ないことを平然とやってのける!!そこにシビれる!憧れるぅ〜!!」

「・・なんて完成度の低い・・てゆーか、ちょっと間違ってますよ。」

「ふう・・さて、東宮君が星になったところで、仕事の続きをやるか、サキ。」

「はい、若♪」


おわり


あとがき→元ネタが(笑)

彼らの出番はいつ来るのやら(笑)

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