アオちゃん's Novel
□ワタルくん&愛歌さん〜策士・愛歌〜
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「ふぅ〜、それにしても、この間のディズニーシーは疲れたな〜」
「でも、その分楽しい思い出が出来てよかったじゃないですか。」
「まあな〜・・・って、うわ!!」
「『うわ!!』なんて、失礼ですよ、ワタルくん。」
「あ、あんたは!!」
「白皇学院副生徒会長の霞愛歌です。以後お見知りおきを。」
「それはわかってるけど、なんであんたがこんなところに?」
「おもしろいネタがあるところ、霞愛歌ありですよ♪」
「聞いたことないんだけど・・てゆーか、おもしろいネタなんて、ここにはないぜ。」
「・・ワタルくん?」
「あ?」
「ディズニーシーでのサキさんとのデートは楽しかったですか?」
「ばっ!別にデートじゃねーよ。」
「あれれ〜?でも、ワタルくん、自分たちがもう少し歳が近かったらどうのこうのって。」
「え!?あ、あれは・・てゆーか、なんでそれを!?」
「ふふふ、ま、それはいいとして・・ワタルくん、今回のディズニーシー旅行でサキさんのこと好きになっちゃったんじゃない?」
「なっ!?ば、バカ!!あいつのことなんか何とも思っちゃいねぇよ!!」
「ホントに〜?」ニヤニヤ
「ああ!ドジだし、男にモテそうにないし、ナギんとこのメイドさんのほうが百倍かわいいね絶対!!」
「・・へー。あなたのサキさんに対する考えがよーくわかりました。」
ニヤニヤ
「え?」
「ふふふ。でわまた。」ニヤニヤ
「ちょ!おい、待てよ、ねーちゃん!!てゆーか、その右手に持ってるテープレコーダーは何だー!?」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
数日後。
「わーかー・・」ゴゴゴゴゴ・・
「うわっ!!ちょっと待てサキ!!何でその話を知って・・ギャー!!」
この瞬間、ワタルはあの日愛歌さんが右手に持っていたテープレコーダーの意味を理解した。
「な・・謎は全て解けた・・」
「どこの金田一くんですか?」バキッ
「ぐはっ!!」
「ふふふ、これでまたおもしろいネタが一つできたわ♪」ニヤニヤ
そこには、脅迫手帳を右手に持ってほくそ笑む愛歌さんの姿があった。
おわり
あとがき→あー、こんなんですいません(笑)