ハヤテ小説2
□世界樹の迷宮V〜Burn My Dread!〜
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『きっと…私が、フィアが、ユウが、シラユキさんが、そしてユキさんが…どんな行動をとっても……きっと私達は大切な仲間になるっていう運命だったんだってことなんだと思う。』
『……』
『……』
沈黙が流れた。フィアの事を残念な娘と見ているわけではない。
たぶん、ユウもシラユキも同じことを考えてる。
もしかしたらレインとフィアも……
『きっと、すぐに仲間になるから…制約に反することになるから占えなかったんだと思う。でも…』
そこまで言ってフィアは俯いてしまった。
何故俯いてしまったのか、わかったきがした。だから、あえて声を掛けない。
その先に待っている言葉を聞くまでは。
『でもね……私達が仲間にしてって言ったのは運命だからとか…そんなんじゃなくて……純粋にあなたたちに興味があって、純粋に一緒に冒険してみたくて、純粋に…友達になって欲しかった……あ、あんまり見ないでよ…恥ずかしいから…』
フィアが顔を赤くさせているようにレインも恥ずかしそうにしていた。
2人の気持ちはわかった。
だから