ハヤテ小説2

□世界樹の迷宮V〜Burn My Dread!〜
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『私達の占星術ってね、占えるのはあくまでも他人までなの。自分にとって親しい人は占えないの。』


『私達の』ということはフィアとレイン以外の占星術師は占えるのだろうか?それとも『私達占星術師』はなのだろうか?


『これは私とフィアで決めた制約みたいなもの』

すかさずレインのフォローが入った。
私達が理解したのを見てフィアが続ける。


『だから、私とレインはお互いの未来を知ることはできないの。同じように、私がレインと同じくらい仲のいい人を占おうとしても無理。』

『じゃあ…私は…いったい…?』

そう。私は2人に占ってもらったが結果が出なかった。初対面だったのにも関わらず。

『うん。これは予想なんだけど…』

フィアが一旦言葉を止め、ユウを、シラユキを、そして私の眼を真っ直ぐと見つめてからゆっくりと口を開く
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