十作目拍手御礼作品


キミのままで




「…どうして、そんなに無理するの」


眼を閉じ返事をしないキミに、ひとりごとのように呟く。




もともと体が、あまり強くないから 
努力して自分を変えようと無理をしてまで頑張るキミ。

そんな姿を最初は、
眩しく感じていたけれど…

今回も、貧血を起こして倒れたキミ。


こうやって、オレの膝を枕にして眠っているキミを見ると
オレは、たまらなく不安になる。


「今のキミが、大事なんだよ。
もう頑張らなくっていいから」


髪を梳いてやりながら


「十分、キミは素敵なんだよ」






「ほんと…?」


「えっ、あ、起きたの?
大丈夫?」




薄く眼を開きオレを見る。

「…こんな私でも、いいの?
こんな、こんな…」




キミの零す涙に口付けて。

「キミ以外、誰がいるの?」


可愛いおでこにも口付けて

「今のキミが好きなんだよ。
だから、もう無理しないで…?
オレの為にも、ね」




「…ごめんね、ファイ。
有り難う。
ファイ…大好き…」


やわらかい微笑みを見せ、またキミは眼を閉じた。




キミが、もしも困ることがあれば
オレを呼んで。


ひとりで頑張らないで。


オレはキミと
ふたりで生きていきたいんだよ。


この世界で
たったひとつの存在である
キミとオレの出逢いは
きっと…必然なんだから。





fin.


*…普段へにゃりんこと
しているファイさんが
愛する相手を守ろうとしてくれる姿を考えると
キュンキュンしてしまう救いようのないココです…*



活力になります♪



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