novel

□破面の夏休み@(プール篇A)
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ぐったりとしたグリムジョーを運び終えた一護が市丸の所へ走って来た。
ぁ、プールサイドは走っちゃダメですよ?
危険ですから。


一「あの…さ、グリムジョー息してないんだけど…?」

市「ほんま?ちょっと殴ったら起きるんやない?」

一「(えっ?酷っ!)あのっ、一応確かめたほうがいいぜ?」






市「あかん、起きひん。人工呼吸せな…誰かおらへん?」

市丸の往復ビンタによって両側の頬が赤くなったグリムジョーを見下ろしていた目線がウルキオラに向く。

市「頼むw
ウル「嫌です。」

市「あ!!苺ちゃん」
一「っ!!やんねーからなっ!!あんたのせいだろ?!あんたが責任もってs
市「あかん、誰もおらんやん!!」
一「(自分も逃げた!)」


ウル「…これはどうですか?」

さっきまで浮き輪を膨らますために使っていた空気入れポンプを差し出した。

市「…よし!善は急げやね!」



市丸がグリムジョーの鼻をつまみ、ポンプの先をガムテープ(どこから持ってきた?)で固定して、ウルキオラが呼吸のリズムを気にせずどんどん空気を送った。


グリ「…ピクッ…ぐっ!!!モガモガ…ビリッ(いってぇ涙)
ってめ!!殺すつもりか?!」

ウル「息が出来るようになったんだ、感謝しろ。」

市「せやで?嬢ちゃん。これで水は怖なくなったやん♪」

グリ「(よけい怖ぇよ。ってか、一番お前が怖ぇよ。)ヒクッ
ん?顔何で痛いんだ?腫れてねぇか?」

市「それも生きてる証拠や!(虚に生きてるってのも可笑しいけど…)」

グリ「??何があったんだ?」

一「ほんっとお前に同情するよ、グリムジョー。」

グリ「は?」


知らないことが幸せってこともあるのだよ。






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