捧げ物

□名前も知らない時から好きでした
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《ね〜りゅう君の初恋っていつ〜》
《あ〜?あぁ…俺なーそうだな》


テレビ画面でカップルがイチャついてた
あーあ伊月に会いてぇ
そう思ってもここは我が家
しかも時間は午前1時
いるはずがないが会いたい


《私の初恋はね〜》

「はつ…こい」


そう言えばアイツの初恋はいつだろう
そう言う疑問が湧いたが
この疑問は明日でいいか
そう思い
寝ようとしたが


「…」


うっわ気になって眠れねぇ
やべ、明日目赤かったらどうしよ
ぜってー監督らへんに「泣いたの?」って言われる
それは嫌だ恥ずかしい
眠れなくて目が赤いって火神か

仕方ない


「アイツ…まだ寝てないよな」


そう希望を持ちながら俺は伊月の家まで自転車を漕いだ







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