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キモチのカタチ番外編です♪


使用人達の間で依舞が植物と話せると噂になっていて、そんな能力を持っていたのかと仕事の合間を縫って温室に足を運んだ。隼人もやたら騒ぎ立てていたし…

依舞は俺の言い付けを守って南館にも近寄らないし、あれ以来結婚のことも口にしない。

初日はともかく…いや、思い出すのはやめとこう。
依舞はいい子だ。



「あ、ホントにいる。」
温室なんて気にしたことなかったな。
扉をあけると、暑い。屋敷内が涼しい分、余計暑く感じるに違いない。







「ボンゴレだから―…そうね、あなたがボンボンで、あなたがレンレン。」
依舞の楽しそうな声が聞こえる。
あ、花と話す時はあのお嬢様口調じゃないんだ。
ボンゴレとボンボン、レンレン…なんの脈絡もないよ。


「二人合わせて―!!ボン………ボンレンになっちゃった…」

はぁ?なにを言ってるんだ?

「う―ん…ごめんなさい…レンレン。あなたを犠牲にするこにする、名前を変えさせてね?」

花に謝っている。
ああ、名前をつけていたのか。
って、違―う!!
なんだよボンボンとかレンレンとか…。

ってそこじゃなくて、名前つけるなよ。



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