熱狂的作家一覧

4件

【伊坂幸太郎 (いさかこうたろう)】
先日「ゴールデンスランバー」で本屋大賞を受賞した方。

キャラクターの会話がユーモアに溢れていて秀逸
そして…これは白兎が読んだもののみに共通するものかもしれませんが、必ず物語の根底に『復讐』というものがあると思います
奇抜なアイデアでいつも面白い伊坂作品は、少々感情移入しづらいですが、漫画や映画、ドラマ的なものを小説に求めている方はお薦め

『ラッシュライフ』
『アヒルと鴨のコインロッカー』
『重力ピエロ』
『オーデュボンの祈り』
『グラスホッパー』

【荻原浩 (おぎわらひろし)】
色々な話を書く作家さん。
おおざっぱに分けると、コメディ色の強い作品と、シリアスな話が続く作品とに分かれるようです。

しかし、どちらの作品にも、人間性といいますか、そういう優しい気持ちや不条理に対する怒りややるせなさ等が豊かに描かれていて、その大部分に共感出来ます。

比較的、荻原さんの文章はやさしめですので、本を読み始めた人や、中学生位の人にお薦め。小説の面白さを見せつけてくれます

『コールドゲーム』
『噂』
『メリーゴーランド』
『千年樹』

【角田光代 (かくたみつよ)】
いつもダメな大人が出てくる話を書いているイメージがあります(笑)
でも、上手い
純文学に近い様で、世俗的。
という危ういバランスが絶妙。
『八日目の蝉』
『真昼の花』
『キッドナップ・ツアー』

【中村文則 (なかむらふみのり)】
淡々とした文章と、感情を排した描写が特徴。
でも、その描写がリアルなので、起伏を書いていないのにクライマックスの緊迫感や、回想の薄暗さが伝わってくるので驚き

作風は暗く、人の心の狂気や暗さを明確に見せられます
しかし、「土の中の子供」には唯一、光が垣間見えるので、最初読むんだったらそちらの方がお薦めです。

『銃』
『土の中の子供』
『蜘蛛の糸』



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