Devote

□海神様へ
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とある日の午後・・・
  
  
「隼人ー、疲れたよぅ…」
  
「何言ってるんですか、十代目。」
「まだ三分の一も終わってないじゃないですか!」
  
「だってぇ…つまんないし・・・隼人といる時間が少ないよぅ……」  
「――ッ!!ダッ、ダメですよ!そんな甘えても、俺だって仕事があるんですから。」
  
「…分かったよぅ・・・」
  
  
  
――やっと仕事モードに入ってくれた様だ。
  
俺も早く調べ物を終わらせなければ・・
十代目はスイッチが入れば速いからなぁ…

でも、最近休めてないから、今日はもう上がらせてあげなければ…  
  
  
  
数十分後・・・・・・・
――コンッ、コン..
  
「十代目、終わりましたか?」
  
「ん・・あ、隼人。終わったよー。」
  
「じゃあ、今日はもう執務は他に無いですから、後は休んでていいですよ。」
  
「じゃあ、隼人さぁ、ちょっと肩揉んで?」
「もう凝っちゃって、すごい痛いんだよ・・・」
  
「いいですよ。どこらへんですか?」
  
「首に..近い辺りかな?..」
  
「ここらへんですか?」
  
「うん…そこ・・」
「隼人のマッサージはいつも気持ちいいね…」
  
  
  
あぁ…十代目の首筋スゲェ綺麗だ…白く透き通った肌に細く艶やかな髪が掛かってて・・・・
  
  
「隼人……」
  
「何ですか?十代め――」
  
  
いきなりの事に反応が遅れる...十代目が俺の唇と舌を激しく貪り、求める・・・
  
その激しさを部屋に響く音と、時々口から溢れる吐息と端から垂れる唾液が物語る。
  
  
「ん...ふぁ..隼人ぉ…」
  
「はぁ…何…ですか?」
  
「もっと..もっと..隼人からも…来て……」  
「我慢・・利かないっすよ?..」
  
「いいの..我慢しなくて…いいから・・ね?…」
  
「十代目ッッ!……」
  
  
  
――――ん..」

――ら君…」
「獄寺君。」
  
「あれ…十代目…」
  
「もう学校閉まっちゃうよ?早く起きて!」  
「あっ!十代目待っていてくれたんですか!?」
  
「いや、大丈夫だからいいけど…なんの夢見てたの?」
「ずっと俺の事呼んでたみたいだけど・・」
  
「いっ、いや何でも無いっすよ!」
「本当に何でも無いっす。」
  
十代目と未来であんな事してたなんて、絶っっ対に言えない…
死んでも言えねぇ…
  
  
そうして、俺はその日ずっと
頬を赤くしたまま、俺は十代目を家に送って行った。

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