Poetry

□ストックホルン
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あの日見た夢の記憶は残酷で
喪失と覚醒の繰り返し
過ぎ去った記憶光景が
夢の中で嘲笑う


足跡を燃やし尽くして
過去の果て
知るのは只一つ
未来(その)先の未来

機械まみれた惑星(星)
残る半円 わだち
彫り込まれる 溝
人と人の泥沼


会話不可能 しとやかな傷
箱庭の中の小さな空洞(あな)
次第に広がって 開いていく



この刹那に咲く切なさが
きっと何も全て埋めてくれる
あの人との間にあった
溝も何も全て


刹那が二人照らしていく
二人が歩いていく道を
そして二人が見たカタチは
明日への遺産(タカラモノ)
それを二人優しくだいて
世界を廻り続けよう

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