色の無い微笑み
□†一章 私の瑕(トガ)はどれ?†
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「おはようございます。」
階段を降りてリビングに行こうとすると、睡萌泉のお母さんと会った。
睡萌泉の母親は睡萌泉が眠って以来、うつ病となり一人では到底暮らしていけなくなった。
父親の方は仕事ばかり専念して、家族を顧みない人だった。
いや、薄く残る記憶には皆で仲良く遊んでいた気がする。
あの日から変わってしまったのかもしれない。
そんな理由で親同士も仲が良かった私達と一緒に住んでいた。
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