色の無い微笑み

□†一章 私の瑕(トガ)はどれ?†
2ページ/9ページ





「おはようございます。」




階段を降りてリビングに行こうとすると、睡萌泉のお母さんと会った。



睡萌泉の母親は睡萌泉が眠って以来、うつ病となり一人では到底暮らしていけなくなった。

父親の方は仕事ばかり専念して、家族を顧みない人だった。

いや、薄く残る記憶には皆で仲良く遊んでいた気がする。


あの日から変わってしまったのかもしれない。




そんな理由で親同士も仲が良かった私達と一緒に住んでいた。




*
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ