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□やっぱり親子丼
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「土方さん、隣いいですかィ」
「ん、ああ」
土方は、お茶漬け土方スペシャルを頬張る。
今は昼休み。
2人とも昼食をとりにきたのだ。
「土方さん、相変わらず犬の餌ばかり食べて。」
「犬の餌じゃねー、お茶漬け土方スペシャルだ!!どのへんが犬の餌に見えるんだァ!!!」
「強いて言えば全体的に満遍なくですかね」
「ったく、マヨのクリーミーかつ酸味のきいた味わいとお茶漬けとが合わさった、究極のベストマッチが生み出す美味さが分からねーのか」
「分かりたくないですがねぇ」
「とにかく一口食べてみればこの素晴らしさに気づくはずだ!」
「わかりやした、土方さんがそこまで言うなら…大将、親子丼1つ」
「あのぅ、話聞いてた?」
「ちゃんと聞いてましたぜ、えっとドックフードは人間の食べ物ではありません、て話でしたかィ」
「今まで完全にスルーしてただろォォォ!!!」
そんな土方のツッコミを無視して沖田は親子丼を頬張る
「土方さん、こっちの方が美味いでさぁ」
「お茶漬け土方スペシャルも負けてねーよ」
「じゃあこうしやしょう、オリジナル丼対決で勝ったら犬の餌から昇格でさぁ」
あれ、犬の餌前提?
「まぁいい、その勝負のったァァァ!!」
土方は見事オリジナル丼対決で優勝する事が出来るのか…
「すみません、他のお客さんもいますので、もう少し静かに…」
「あっ、すみません」