05/06の日記

17:25
映画キングダム観たよ
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映画版キングダムを観てきました。
おかわり決定!!!!!
ていうかすでにおかわりして、財布と時間が許す限りリピートしようと決意してます。
なぜなら続編が見たいから!!!
キングダムの規模だと興行収入40億円が続編決定ラインだそうで。
満を持して蛇甘平原の戦いを制作していただくために、私は精衛の努力と笑われてもリピーターする所存!

とにかく、俳優陣の演技がすさまじい。
というか、観ているうちに、もはや「俳優の演技を鑑賞する」んじゃなくて「人物たちの行動を追う」視点へ無意識に移行しちゃってる感じ。ドキュメンタリーを見てる気分というか。
あまりに出演者全員が圧倒的すぎて、語り倒すと死ぬほど長くなるので、主役の二人だけ、みなぎる思いを書きなぐりたい。

主人公・信に関して言えば「中の人なんていない」状態。いや、そうとしか表しようがないのです。
幼い頃に見かけた大将軍の雄姿に憧れて、奴隷の身分から天下の大将軍へ飛翔する夢を抱く少年の荒々しいひたむきさを、山ア賢人がまさしく迫真で銀幕に表現する。圧巻である。
粗暴で目に一文字もなく、剣の扱いが我流であるのはもちろん、走り方まで野性味があふれて、ようやく夢への第一歩を踏みしめた感のある荒々しい青年。
だが、粗野な中にも「この青年が夢を追って成長する姿を追いたい」と思わせる、主人公にふさわしい魅力が横溢する。
これほどの大役を表現力とアクション双方で演じ切るとは、山ア賢人、すばらしい俳優である。

また、信の親友・漂、もうひとりの主人公というべき秦王・嬴政(後の始皇帝)を、吉沢亮が一人二役で演じているが、この演じ分けがあまりに見事で恐ろしい。
作中で漂と政が会話をする場面、口調の違いはもちろん、顔つきや目の表情、何もかもが“顔が似ている別人”でしかないのだ。大きく澄んだ眼で表情豊かに話す漂、鋭い眼差しと厳しい表情で淡々と話す政、観ていても常に漂と政は見分けがつくのだ。
その漂が一度だけ、“秦王政”として檄を飛ばす場面がある。その場面だけ、顔つきも声もまったく“秦王政”なのだ。
なんなのだ吉沢亮、あなたはどれほどの表現力をお持ちなのだ、すごすぎる。

この映画は原作者である原泰久氏が脚本や絵コンテまで参加しており、細かいアレンジに際しては同氏が原案を作っているので、リブート作品という性質も強い。
その中で、設定と台詞を改変して恐るべきオーラを放って再誕した左慈については、レベル15の主人公を待ち受けるボスがレベル70ある絶望感をいやというほど味わわせてくれる。

はい、案の定感想が長くなりましたが、言いたいことはただひとつ。
映画版キングダム、面白いから観てね!

カテゴリ: 趣味

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