どうして 何故、私の全てを奪う 私が守ろうと、すればするほど お前は私の腕から、大切なものを奪っていく 最愛の人を失った私に お前は笑いかけた 嘲笑と優越と、 限りない残酷さを秘めて お前は、私を愛しているといった ならば、どうして こんなことをする 私から全てを奪いつくして それでも飽き足らず、私の心を拉いで、つなぎとめて お前以外、求めることを許されず お前以外、愛せないようにさせながら お前は、いつでも私の足下へひれ伏す そして、私を嘲笑って お前は 私を愛しいと言う。 私が泣き叫んでも、お前は放してくれない 否 最初から放すつもりなど、ないのだから 私を蹂躙しながら お前は笑っている あの時のような 嘲笑と、優越と、限りない残酷さは、もうないけれど。 それでも お前は、いつも 最後に泣くのか 「どうしてだろうな…公閭……」 |