他・夢小説

□胸の、痛み。
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2年。


付き合ってた。


ずっと一緒とは、思ってはいなかった。



だって、
君には夢があるんだもの。



新しいステージが待ってる。


新しい出会いもある。



そこにわたしは、
一緒に立とうとは思わないし、
立てるとも思ってない。



同じ道を志す、
同じ未来を見る、

そんな人が現れたら、



わたしは勝てないよ。




だから、

心の準備はしてたんだ。



傷つかないように、

この胸が痛くて、

涙が止まらなくて、

消えてしまいたくなるような痛みに、


ならないように。






あなたといた時間、


あなたと笑った


あなたに微笑んだ


あなたを心配して


あなたのために怒った







わたしは、

消えてしまう。




痛くて、


この枯れない涙に流されて、


消えてしまうの。









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