読み物の街
□魔法の結界〜訪れた狂気2〜
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──誰もが幸せに生きていられる訳じゃない──
魔法の結界〜訪れた狂気2〜
時識は気付いた。
「なんで…勝手に何処かに行って、1人で悪魔に捕まっているんだよ!!ことは!」
「だって、とーくん達がいなくても…私だけで倒せると思ったんだもん…この悪魔の人。」
「……!?くっ…何か…頭痛い…」「!とーくん!?どうしたの!?ねぇ!!」
「…思い出してしまうのか?だとすれば、あいつは黙っていないぞ……理奈が、そして、女王が…」
(時識…美味しい?私が作ったお弁当!!)
(……まあ…美味いぞ。特に、だし巻き卵。)
(本当?…エヘヘ…時識に言われると嬉しいな。)
(………何で、俺に言われると嬉しいんだ…?)
(…だって、好きな人から褒められると嬉しいものよ…………
そぅ、頑張ってしまうのよ…私がそうだったように、あの子も…だから、────)
はっ!!