HIKARI(BASKETBOLL)
□誠凛VS海常
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「おお〜広〜〜やっぱ運動部に力入れてるコトは違うねー」
俺たち誠凛メンバーは、この前そろえたお揃いのジャージを身にまとい、今日の会場である海常高校に来ていた
海常高校もウチと同じ私立高校だが、規模違う
ヘタすりゃ迷子になっちないそうなくらいデカい
「火神君、いつもに増して悪いです。目つき……」
『目ぇ真っ赤じゃねーか』
「るせー。ちょっとテンション上がりすぎて寝れなかっただけだ」
『アホか…』
「…遠足前の小学生ですか」
海常の広さにキョロキョロしてると、黄瀬が現れた
「どもっス。今日はみなさん、よろしくっス」
「黄瀬…!!」
「広いんでお迎えにあがりました」
俺たちは誘導する黄瀬の後をゾロゾロと列を作って歩き出した
俺もメンバーから遅れをとらないように、後を付いて行くが、行く先々には他の運動部の生徒たちが練習や練習試合をしている姿が目に入った
やっぱ、運動面に力を入れてる学校は練習場の規模はもちろんだが、生徒もスゲーな
カントクの目が光りそうな選手がゴロゴロいやがる
「黒子っち〜。あんなアッサリ、フるから…
毎晩枕を濡らしてるんスよ。も〜…
女の子にもフラれたことないんスよ〜?」
「…サラッとイヤミ言うのやめてもらえますか」
今の黄瀬の発言で何人の男を敵に回しただろうか…
アイツは少し発言に気を付けた方がいいんじゃねーの?
「だから黒子っちにしこまで言わせるキミたちには…ちょっと興味があるんス
”キセキの世代”なんて呼び名に別にこだわりとかはないスけど…
あんだけハッキリ、ケンカ売られちゃあね…
オレもそこまで人間できてないんで…悪いけど本気でツブすっスよ」
「ったりめーだ!」
『よし、頑張れ!』
「オメーも頑張んだよ!!」